みなみ野グリーンゲイブルズクリニック│分娩・お産・産婦人科│分娩・産科手術

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分娩・産科手術

分娩・産科手術とは

分娩・産科手術

妊婦健診(妊婦健康診査)は、お母さんの健康状態をはじめ、お腹の赤ちゃんの育ち具合を確認するための健康診査です。身体測定や血液・血圧・尿などの検査を中心に行います。妊娠中は様々な変化が体にみられます。自覚症状がなく、一見順調そうにみえたとしても、見えないトラブルが隠れている可能性があります。気がかりなことや不安あるいは心配がなくても、妊婦健診は少なくとも毎月1回(妊娠24週以降は2週間に1回、妊娠36週以降は毎週1回)は、必ず受けるようにしてください。

帝王切開

帝王切開とは

帝王切開は、自然分娩では様々な問題が生じることが考えられ、お母さんや赤ちゃんの安全確保が難しいと判断された場合にお腹を切って(子宮切開)赤ちゃんを取り出すことを言います。帝王切開は様々な理由から選択されます。医師の説明をしっかりと聞き、よくわかるまで質問して、ご納得した上でお受けください。
帝王切開には、(出産)予定日をあらかじめ決めて行う「予定帝王切開」と、お産の経過中に母体や胎児の命にかかわる事態が生じたり、あるいは何らかの障害が起こったりすることが予想される場合に、早急に母児の生命を救うために行われる「緊急帝王切開」があります。

予定帝王切開

通常は36週までの健診結果をもとに、自然分娩が難しいと判断した場合に帝王切開が選択され、37~38週頃に手術が行われます。予定帝王切開が行われる主なケースは以下の通りです。

  • 逆子
  • 児頭骨盤不均衡
  • 子宮筋腫
  • 前回帝王切開
  • 高齢出産
  • 多胎妊娠
  • 前置胎盤 など
緊急帝王切開が行われる主なケース
  • 胎児機能不全(胎児仮死)
  • 常位胎盤早期剥離
  • 微弱陣痛
  • 遷延分娩
  • 回旋異常 など

流産手術

流産とは

流産とは、妊娠が22週目までに終わってしまうことを言います。流産は妊娠した方の約10~15%にみられ、およそ半数が妊娠12週以内と言われています。
流産には子宮の中身が完全に排出される「完全流産」と、一部が子宮内に残る「不全流産」があります。不全流産の場合は、自然に排出されるか、手術をして取り除くかの2通りが考えられますが、自然排出が難しいと診断された場合は、流産手術を行います。

流産手術について

妊娠中絶術と手術内容はほぼ同じです。子宮内に子宮器具を挿入して、子宮の中にある組織(胎児成分など)を摘出します。手術時間は、およそ10~20分になります。
当日の手術の流れですが、まず当日の朝に受診を行い、子宮の出口を広げる棒状のものを挿入します。そして、午後には麻酔下にて流産手術を施行します。術後は少しお休みになられて、何も問題がなければご帰宅いただけます。
なお、当院では手術にあたり、感染を予防するために抗生物質の服用をお願いしています。また、術後数時間は疼痛がありますので、ご希望の方には鎮痛薬を処方いたします。術後の合併症が起きることのないよう常に万全な態勢で臨んでおりますが、もしもの場合に備えた対応も考慮しながら手術を行います。

頸管縫縮術

頸管縫縮術とは

(子宮)頸管とは、子宮口(子宮の入り口)から腟につながる部分を言います。お産の時は陣痛とともに子宮口が開き、この子宮頸管を通って赤ちゃんが生まれてきます。しかし、お産時だけでなく妊娠中に自覚症状もなく、突然子宮口が開いてしまうことがあります。
このような状態になると切迫早産(早産の一歩手前:早産とは妊娠22週0日~妊娠36週6日までの出産)のおそれもあり、胎外生活に適応できる時期(35週終わり頃)まで妊娠を継続させる必要性などから、速やかに子宮口を縛る手術が必要となります。この手術のことを頸管縫縮術と言います。

シロッカー法とマクドナルド法

頸管縫縮術には様々な縫縮術がありますが、当院ではシロッカー法およびマクドナルド法を行っています。なお、どちらの方法も早産予防のために行われます。
シロッカー法は、内子宮口を縛る方法で子宮頸管の奥の方の部分を縛る方法になります。一方のマクドナルド法は、子宮頸管の内部を外側から縛る方法で、縛りが緩んでしまったとしても縛り治すことができるという利点があります。
どちらの頸管縫縮術にするかは、その時の妊婦さんの症状にもよりますので、医師が診断した際に適切と思われる方法で行います。術後は医師から安静の指示がなければ、通常通りの生活が送れます。おなかの赤ちゃんが十分に成長する37週前後に抜糸をして、お産を待ちます。

人工中絶手術

人工中絶手術とは

妊娠が継続できない何らかの理由がある場合、手術によって妊娠を中断する方法を人工妊娠中絶と言います。当院では、母体保護法に基づき妊娠12週未満の方について、そのご相談に応じます。なお、日本の法律では妊娠21週6日(妊娠週数の数え方は、最後の生理が始まった日を0日として、0~6日までを0週、7~13日までを1週というように数えます)まで中絶手術は可能とありますが、妊娠12週以降や母体合併症のある方など状況によっては、お受けできない場合もございます。手術内容につきましては、流産手術とほぼ同じ内容になります。

手術を受ける際の注意事項

中絶手術を行う際は、いくつかの注意事項があります。以下の注意点をご一読のうえ、ご相談ください。

  • 手術に関しては、お相手の方の文書による同意が必要です。
  • 定期的に服用している薬がある場合には、事前に医師へ必ずお申し出ください。
  • 診察終了後、手術の注意書を差し上げますので、よくお読みください。
  • 手術当日は麻酔をかけるため、前夜の12時以降の飲食はお控えください。
  • 手術当日はマニキュアを落とし、アクセサリー類(ピアス・ネックレス・指輪など)は外し、お化粧をせずにご来院ください。
  • 手術後はお化粧ができますので、必要な方はメイク道具をご持参ください。
  • コンタクトレンズを使われている方は、手術中は外していただきますので、保管ケースをお持ちください。
  • 自動車等はご自身で運転せず、お子様もお連れにならないでください。
  • 手術当日のご帰宅後はゆっくり休んでいただき、後日の診察にも忘れずにおいでください。
診療予約
042-663-1101
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